私が登録しているオンラインカウンセリング会社cotreeの代表がtwitter上で
‘被害者が加害者をゆるした方がいい’というような発言をしたことを目にした方がいらっしゃるかもしれません。
私はその意見に全く賛同しません。
ですが、cotreeのカウンセラー登録はやめません。
ただ、私が態度を表明せずに登録を続けることで、これまでカウンセリングでクライアントさんと話してきたこと、
頷いていたことが嘘だったのか、やっぱり許せと思っていたのか?とクライアントさんに思わせることがあるのならば
それは違いますとはっきり言わなければいけないのではないかと思い、表明しておきます。
私は、カウンセリングなどの関わりが終わるとき・・・
それはクライアントさんが思うような成果を得て満足してお別れするときも、
私の人格と力量が足りず、失望させてお別れするときも、
私はずっと、ここにいて待っていますから、いつか必要になったら来てくださいとお伝えしています。
なので、代表とはいえ、会社の1人の人間の誤った発言でそのクライアントさんとの約束を反故にすることを
私はしたくないと思っています。
私は随分前からcotreeで新規の方の受付はしていませんが、登録を辞めないのは現在お会いしている方と、
今までお会いした方と会うと約束した場所だからです。
それから・・私は自分の事について詳細を語るつもりはありませんが、少し触れると、
非常に傷つけられて、人を信用しなかったり人を傷つけたり自分を傷つけ人生を誤っていたような時期があります。
でも、心理学を学んで、心理療法やカウンセリングを受けて学んで、沢山仲間と語って、沢山助けられて、
今は自分のことをけっこう好きになって、自分に正直でいられて、自分が自分らしくいられて、幸せに日々を過ごしています。
ですが私はけして、加害者を許してはいません。
怒りをぶつけたり攻撃をすることも不幸を願うこともないけれど。
私は許していません。
それが狭量だとも思っていません。
ただ、加害者が再犯しないため、同じ誤ちをおかさないためならばカウンセリングもセラピーもケアも行いたいと思っています。
どんな方法でも、この世の中から悲しいことを減らすことに貢献できるのならばそれは是非、やりたい。
でも加害者の方と何かしようと思うようになったこともつい最近です。
どうしてもそれは私には難しいとずっと思っていました。
人は変化するものだなと思います。
また少し話が変わりますが、
誰かに深く傷つけられた人が、自分が弱っているとき、
働かなくて申し訳ないとか、いつまでもこんなことをいっていて恥ずかしいとか自分はケアを受ける価値がないとか、
周りに迷惑をかけているとかそういうことを思うときもあるかもしれません。
でも、何よりも沢山、自分をケアすることに人の力を使っていいと思います。
お金を払うのだから、違うと思う時は辞めて違うものを使っても勿論いいんです。
本来誰かによって十分に満たされたり、経験していく中で得ることで満杯になっていいはずの器が、
何らかの理由で満たされていないのなら、まずは自分をみたすことに没頭していいと思います。
そして溢れ出すときがきたら(きっと、きます)、
その時、今までお世話になった分、誰かに返していけばいいのではないでしょうか。
これからも私は、あなたを待っています。